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教育や時事についての日記

ポジティブシンキングの効果 ~心理学から見る3つの理由~

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効果その1

~人生が楽しくなる~

 ポジティブシンキングは、まず何と言っても幸せになれるだろう。これは、周りから見ても感じることではないだろうか。

 「あいつ、幸せそうだな~」「辛いことしてるのに、楽しそうだな~」

ポジティブシンキングは、見ての通り楽しくて幸せになるのである。

 例えば、油断をしてしまい車をぶつけてしまったとする。ネガティブシンキングの人は「ぶつけてしまった。もう運転したくない。なんで俺だけ。」などの考えに至るだろう。しかし、ポジティブシンキングの人はどうだろうか。「次ぶつけないようにしよう!誰もケガしなくてよかった!」となるのである。

 過去の出来事は変えられない。だからこそ振り返るよりも、前を見てえポジティブに考えていくことがよいのだろう。

 

効果その2

~周りを幸せにする~

   人間は一人では生きていくことができない。これは、考えてみればすぐにわかることである。自分が使っているもの、今住んでいる家、自分ではできないことを、他の人々に支えられて生きているのである。

   しかし、ネガティブシンキングであると、そうした支えられていることすら忘れ、周りを嫌い、周りから嫌われ、生きて行くのが辛くなってくるだろう。つまり、ネガティブであるとデフレスパイラルに陥ってしまうのだ。

   周りに幸せを与えるのは、自分が幸せだから与えることができる、と思う人がいるが、それは違う。周りを幸せにするから自分が幸せになるのである。そして、その根本にあるのがポジティブシンキングなのである。この法則を理解していただきたい。

効果その3

うつ病にならない~

 うつ病とは、心が沈んで、言葉が少なくなり、意気消沈した状態のことである。抗うつ薬によって治る人もいるが、それは薬によるものであり、根本的な解決にはならない。加えて、抗うつ薬は三人に一人の割合の人にしか効果が著しく出ないとされている。

 一方では、脳の病気だとして、新しい治療もなされているが、病気とは発病する前に防ぐことが大切であり、そう考えるとそうした科学的治療は望ましいとはいいがたい。これをふまえると、ポジティブに物事を考え、心を沈めず、言葉を増やし、意気込みをもって元気に過ごせば良いのである。

 一概に、こうしたからといって、絶対にうつ病にならないわけではないが、ストレスやイライラといった、うつ病と関連してしまうことは乗り越えることにより良い作用がもたらせるという科学的根拠も発表されている。ポジティブシンキングがもたらす効果は、こういった部分にも出てくるのではないだろうか。

 

   

 

本を読むメリット ~大学生が感じた5つのこと~

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本を読むメリットその1

 ~日本語に強くなる~

 インターネットの普及により、紙媒体を使用する頻度が減少してきている。例えば、これまでは、レポートを提出する場合は、レポート用紙に手書きで記入していたのだが、今日ではWordを使ってパソコンから提出といったように変わってきている。

 だが、そう言ったようにインターネットの文字や手書きによる活動が減ることは、日本語に弱くなってしまう原因になることは注意しなければいけない。その理由は、第一に、インターネットに書いてある日本語がすべて正しいということではないということだ。私も、学者ではない。日本人ではあるが、正しい日本語を使えているかといえば、それは判断し難い。

 しかし、本はどうだろうか。誤字があっては出版にもたどり着けない。また、より伝わりやすい、読む方のニーズに合った言葉を選んで書いてある。加えて、章分けがなされており、序論本論結論、起承転結といったようにうまくまとめられているだろう。そうした部分から、正しい日本語、日本語を使って相手にどううまく伝えるべきかがわかってくる。

 余談ではあるが、英語は結論を最初に述べる。I play ~のように私は~をする。と最初に述べている。日本語とは大きく違うのである。英語が苦手な人はここにつまずくのかもしれない。

 

本を読むメリットその2

~意見の多様性を知れる~

 言われてみると、わかると思いますが、普段人は自分の考えが正しいと思いこんでしまう傾向にある。相手が、自分の考えを批判して来れば、それに負けじと反発しようとする。心理的には、わからなくもありませんが、それは人間関係を築くうえでも、また自分の成長にもつながりません。そうした時に本はどのような影響を与えてくれるのだろうか。

 ある分野に対する著者はたくさんいる。それぞれ、意見には賛成もあれば必ず反対もあるものだ。そうした両者の意見は、インターネットには細かく書かれてはいない。ニュースでも、視聴率を考えて視聴者のニーズに応えるものしか伝えない傾向がある。だからこそ、本を活用し、それを通して知ることで、より一層その分野の様々な意見に触れることができる。そして、自分の意見がたくさんの著者の考えを吸収した根拠あるものに近づくのである。相手の話を聞き、理解をしたうえで聞く。これが、互いにとっても、自分の意見に対する論理的思考の向上にとってもプラスに働くのである。

 

本を読むメリットその3

~会話が弾む~

 これについては語弊があるだろう。本を読んでいる人はまじめ。おとなしい。会話が成り立たない。しかし、もう一度その場面を思い出してほしい。あなたは、相手の提示した話題の話をしていただろうか。自分の知っている分野の話だけになっていなかったか。会話は、話す人がいれば聞く人がいる。そうなったとき、本を読んでいる人は多様性の本意を知っている。だからこそ、聞き手に回る人が多くなってしまう。

 確かに、本を読んでいて、自分の意見をどんどん述べる人もいるだろう。しかし、表に出るから、そのように見えているだけであって、本を読む人の多くは相手の意見を聞き、理解しようとする。小説を考えてみればわかりやすい。登場人物の気持ちに立ち、たくさんの人間関係を見る。そこで言えてくる多様性。

 つまりは、普段話をしているこちら側が、聞き手に回ってみてはどうだろうかか?会話が弾むだろう。そして、有益な話、有意義な時間になることは私が保障しよう。

 

本を読むメリットその4

~社会性が身につく~

 これは、大学生に伝えたいことである。社会人への階段を一歩ずつ歩み始めている大学生は、アルバイトなどを通してすでに社会に大きくかかわってきている。しかし、アルバイトやインターンシップだけで社会を理解できたと胸を張って言えるだろうか。社会に出ている人全員が、社会性を身につけているわけではない。しかし、少なくとも社会で生き生きと生活し、活躍している人のほとんどは社会性を身につけている。それは、本のみならず新聞などの紙媒体を通して社会を知り、自分の今置かれている現状を知り、社会化していく。

 一方、サラリーマンをはじめとした社会人は、通勤の合間などにニュースをスマートフォン、本をスマートフォンといった動きが出てきている。これにおけるメリットデメリットは、他の記事で掲載するため、触れないでおくが、これだけは言っておきたい。今すぐ、情報機器を副流、紙媒体を主流にするべきである。

 

 本を読むメリットその5

~頭がよくなる~

 既述の内容と重なる部分があるかもしれないが、頭がよくなることは言うまでもない。だが、よく耳にするこの手の話は、述べている人のほとんどは(私も含め)抽象的である。

 どのように頭がよくなる?なにができるようになる?

といったような具体的なものが述べられない。そこで以下ではそこに触れていきたい。

 まず、第一に論理的思考能力身につく。簡単に言えば、相手にうまく伝えられるようになるということだろう。これは本を通して、自分より頭がよい方々から吸収することによって身につくと思われる。

 第二に、ポジティブになるということである。これについても詳しくは記事を掲載するが、ネガティブに陥る人は自分だけこういった目にあっていると思いがちである。しかし、本を読んでみてふと気づくことは、著者(特に自己啓発本)は、ネガティブシンキングが不のスパイラルをまねいていることや、イライラやストレス、困難は乗り越えるためにあることを教えてくれる。それを知ると、おのずとポジティブになるだろう。

 ここで、頭がよくなることと関係ないと思った人もいるかもしれないが、頭がいい人は、自分の好きなことに対しては常にポジティブなのである。どんなことがあっても、ポジティブに考え好きでいられる。そうした強い精神力があるからこそ成功するまで努力でのである。

信頼関係を築く6つの法則~7つの習慣から学ぶ~

はじめに

・信頼残高を高める

 信頼残高とはある関係において築かれた信頼のレベルを表す比喩表現である。礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るなどの行動を通して信頼残高を作っていけば、そこに貯えができる。残高を高めることによって、必要とあらば、その信頼を何度も頼りにすることができる。些細な間違いを犯しても、信頼のレベルや精神的な貯えがそれを補ってくれるのである。

 しかし、無礼な態度を示したり、相手の話に途中で口を挟んだり、あるいは過剰反応をし、相手を無視し、自分勝手に振る舞い、相手を脅かし、相手の生活をこちらの意のままにしようとするような行動が日ごろから見られれば、ゆくゆくは信頼の残高不足を起こし、硬直的なコミュニケーションしかできなくなってしまうだろう。

・人間関係における応急処置は幻想

 深い人間関係をを築き、あるいは治すためには時間がかかる。あなたの努力に対して他者が反応しないことに腹を立てて忍耐力を失ってしまえば、それは逆に莫大な信頼の引き出しとなってしまい、今までの努力はすべて台無しになってしまうだろう。誠心誠意、相手の考えに耳を傾け、たとえ疑われようとも、忍耐することが大切なのである。生き物を育てるように、「根の成長を見たいと思っても、花を土から引き抜いたりしない」ためには、それに耐えうるだけの人格が必要なのだ。

 応急処置は本当の意味では存在しない。人間関係をつくり、あるいは関係を修復するということは、長期的な投資であるのだ。

信頼関係を築く6つの法則

  1. 相手を理解する

     まず、相手を理解してからでなければ、その人にとって何が信頼の預け入れになるのかを知ることはできない。自分では預け入れだと思ってやっていたことも、相手にとっては引き出しになっている場合もある。ある人にとっては一大事でも、他人にとっては些細なこともある。だから、信頼関係を気づく第一歩としては、相手にとって大切なことを、自分にとっても大切なことに思う必要があるということなのである。

  2. 小さいことを大切にする

     小さな心遣いと礼儀は大切で、小さな無礼と不親切、無神経は人間関係において大きな引き出しとなる人の内面は、非常に感受性が豊かで傷つきやすいものである。外見はどんなに固くて冷淡に見えても、内面には痛みを感じやすい心があるのだ。

  3. 約束を守る

     約束を守ることは大きな預け入れであり、破ることは大きな引き出しである。相手にとって大切なことを約束しておきながら、それを守らないことほど大きな引き出しはないだろう。

     しかし、あらゆる努力にもかかわらず、時として予期せぬ出来事が起こり、約束を果たすことが賢明ではない、あるいは不可能という状況に遭遇することもある。そうした時は、状況を度外視してでもその約束を守るか、あるいは状況を相手によく説明し、約束から解放してもらえるように相手の同意を求めることがよいだろう。

  4. 期待を明確にする 

     人々は自分の持っている期待に照らして、相手を裁く。そして、自分の持っている基礎的な期待が裏切られたと感じれば、信頼の貯えが減少することになる。だからこそ、最初から期待像を明確にすることは預け入れになる。期待があいまいであったり、共有化されていなかったりすると、人は感情的になり、単純な誤解であったとしても、やがては人間関係に大きな問題を生じさせることになるだろう

  5. 誠実さを示す

     個人的な誠実さが信頼を築き、様々な預け入れの基礎になる。誠実さの欠如は、信頼残高を増やすための努力をすべて台無しにしてしまう。 

     誠実さとは、相手を騙したり、下心を持ったり、人の品位に合わない一切の話を避けることでもある。逆に嘘とは、相手を騙す意志を持つ一切のコミュニケーションを示す言葉である。誠実さを持てば、言葉や行動に騙す意志など生まれるはずがない

  6. 引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝る

     信頼残高の引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝らなければならない。しかし、自分が弱いものに見られ、他人がその弱さにつけ込み、それを悪用するのではないかと恐れてしまえば、誠心誠意を込めた言葉で謝ることはできない。また、性懲りもなく同じ行動を繰り返しながら謝ることは、かえって誠意がないと見られ、引き出しになる。 内的な安定性を保ち、誠心誠意をもって謝ることが大切なのである。

まとめ

 家族、学校、会社など人間は必ず誰かと関係を持っている。信頼とは、そうした関係において、潤滑油ともいうべきものである。人間関係をよりよくし、自分だけでなく、関わりのある他者にとってもプラスとなるだろう。また、それだけでなく自分の目標や人生において想像以上の効果性を発揮することは言うまでもない。

 人間関係で悩んでいる人、信頼関係をうまく築けていない人は、この6つの法則を一つずつやってみてほしい。一気に行うことは難しい。これまでの、自分を変えることはそう簡単ではない。少しづつ改善をしていくことをお勧めする。

 

 

教育社会学  ~人間の発達と社会・社会化~

社会化とは

 個人がある特定の社会集団の生活様式を学習し、その正規の成員にしあげられる過程(プロセス)のこと。特徴としては、①人間の発達や成長を社会的なものとして捉えている。②ある社会の成員になるために様々な集団に属しながら文化を取得する過程。

 社会化概念に対する共通の視点として四つのことが挙げられる。①成員生の獲得である。②基本的に学習の獲得である。③他者との相互作用を通してパーソナリティを社会体系に結びつける過程である。④社会体系の維持・存続に関わる機能的要件である。

というものだ。

とらえ方

1.機能主義的アプローチ

  • 社会の維持存続に関わる社会の機能に焦点
  • 社会や集団などが持つ「働き(=機能)」に注目し、個人の中に社会が期待する価値や規範、行動様式が内面化されていく過程である
  • 個人に期待される役割の内面化を通して、社会の安定化と再生産に寄与する側面に焦点
  • 基本的に社会秩序の維持と安定化に寄与する側面を持つ

2.相互作用論的アプローチ

  • 社会化の過程を、他者との相互行為と解釈行為によって自己と社会との関係を調整していく連続的な過程として捉える
  • 「役割取得」を通じた自己形成と社会化
  • 「役割」は、細部まで成文化されたり規定されるわけでわない。行為の相手や状況によっても微妙に変化するため、「役割」は、現実には相互行為の場面の中で意味解釈を通じてさまざまに形成され変化していく
  • 社会化の過程は、他者との相互行為と解釈行為によって自己と社会の関係を調整していく連続的な過程
  • 他者の期待に照らして自己が形成されていく過程であると同時に、他者との関係の中で役割の内容や自己そのものが変容していく過程でもある

まとめ

 今日において、社会とは何か、社会化とは何かということを知ることは、役割意識や相互に作用しているといった観点から、自己を見直すことにつながる。そして、そう言った考えから、よりよい社会形成に近づくのではないだろうか。社会の一員として生きている以上、これからの社会を担う若者だけでなく、社会で活躍している人々にも知ってもらいたいと思う。

 

教育社会学  ~特徴・研究方法~

教育社会学とは

 

教育社会学とは、教育を、社会事象として捉え把握し、教育の社会性を社会学的に解明する学問のことをいう。また、社会的現象としての教育を研究する学問である。つまり、「教育」を「社会的な営為(社会事象)」として捉える視点が共通している。

社会事象:複数の人間の相互行為と関係性によって生じる事象のこと

教育の社会的側面

例として、三つのことを述べていく。

  1. 教育の現場に関わる人々がそれぞれに社会的存在であること。(教員、学生、親など)
  2. 他の社会事象を要因として教育事象が成立している。(その社会の性別役割分化のあり方が、学校体系に影響を与える)
  3. 教育事象が原因となり、他の社会事象を発生させる。(高校、大学進学率の上昇により就業構造変化)

以上より、教育は、社会的存在としての人々が、社会的な要因によって行うものであり、その効果や影響もまた社会的なものであるといえる。

研究方法

1.社会学的手法

  • 社会学は人々の相互行為とそれによって生じる諸関係を経験的に考察する社会科学の一領域。ここにおける経験的に考察するとは、社会事象を観察され認識された事実によって把握し、その成因や背景もまた観察可能な事実によって証明されることをいう。教育社会学では、社会学とほぼ同じ研究方法が用いられる。

2.実主義的な認識

  • 観察された事象他者が疑義を差し挟む余地をできる限り少なく(具体的で客観的な見方、捉え方を重視)することで、伝達可能性と比較可能性を高めている。

まとめ

教育社会学は、今日の日本において、教育者たるものは理解しておくべき領域であり、こうした教育と社会事象の関係をふまえた上で、学校教育や生涯教育につなげていく必要があるだろう。そうした側面をないがしろにしていては、ただ教科を学ぶだけの学習が定着してしまい、主体的に考え行動する人間の育成にはつながらなくなってしまう。教育者自身が、学び考え伝えていってほしいと考える。

 

 

参考文献:https://research-er.jp/researchers/view/302633