本当に?!大学生への10万円給付〜20万円の可能性も〜
目次
はじめに
新型コロナウイルスの影響で困窮する学生らへの支援策として、萩生田光一文部科学相は19日、バイト収入が激減した場合は10万円、住民税非課税世帯は20万円を給付する追加の支援策を閣議決定したと発表した。
発表によると、対象は大学生や大学院生、留学生、短期大学生、専門学校生、日本語学校生ら。新型コロナの影響でバイト先が休業するなどし、収入が激減した場合、学生は各学校に申告し、日本学生支援機構を通じて現金の給付を受ける仕組みである。
本当は何万円が欲しい?
今回の政府の対策について、賛否両論がある。その中でも、特に取り上げられているのは以下の写真にある大学生の政府に対する批判である。
あなたは、これを見てどう思うだろうか。「その通りだ。」と思うだろうか。人それぞれ、考え方や捉え方はあり、政府の一つ一つの政策に対して様々な意見がある。日本の人口が1億2千万人いれば、その一人ひとりの思いがある。
この写真の人の意見も一つの意見である。しかし、私がここで述べたいことは、お金の価値である。10万円という価値。20万円という価値。それを現代の大学生はどのように捉えているのだろうか。
確かに学費に比べたら少ない
私も私立大学を卒業した。借金は450万円である。それに比べれば、20万円はちっぽけのように感じられる。しかし、例えば、自分で上司の理不尽な罵倒にも耐え、1ヶ月死に物狂いで働いてやっと得ることができた20万円。一方で、国から貰った20万円。この2つの20万円をあなたはどう思うか。
これらは、同じ20万円なのである。お金の価値は、為替で決まる。つまり、同じ時に20万円を持っていたら価値は必ず、同じだ。でも、この両者を同じだと思うことはできただろうか。写真の女性は、同じだと思っているのだろうか。
空き缶を必死に集めて得た10円と拾った10円を同じだと思えるだろうか。お金は、それほど大事なものなのである。