誹謗中傷とは〜あなたの捉え方は本当に正しいのか〜
目次
はじめに
誹謗中傷とはどういうことだろうか。簡単に述べると、政治などの公的な場で言う「そしり」「悪口」である。
しかし、今回、ある若い女性の死に象徴されるように、誹謗中傷というのは、「悪口」以上に度が過ぎるほどに相手を傷つけるような言動のことを指すと言えるだろう。
あなたは、誹謗中傷についてどれほど真剣に向き合って生きているだろうか。そして、これから、それらとどのように向き合っていけば良いのだろうか。以下では、その二つについて述べていきたいと思う。
誹謗中傷していい時もある?
みなさんも知っている今回の芸能人女性の死によって、各界の著名人たちが、「誹謗中傷」について多くの意見を寄せた。
そのほとんどは、「誹謗中傷」は絶対にあってはならない。というメッセージが込められていた。
もちろん、みなさんも悪口を言われたことはあると思うが、誹謗中傷は、絶対にあってはならない。しかし、それを曲がった解釈をしてしまい、相手に強く物事を言ってはいけない。厳しく叱ってはいけない。となってはいけない。
互いに信頼関係ができていれば、一方的な悪口のように聞こえることに対しても愛情がある。例えば、親に「死ね!」と言ったことがあるという人は少なくないのではないだろうか。それは、誹謗中傷だろうか。そこには、決して崩れることのない 信頼関係のもとに愛のこもった 言葉や訴えが込められている時もあるのだ。何事も過熱しすぎて、偏った考えに至ってしまうことが心配である。
有名だから正しいわけではない
今回の、女性芸能人の死亡によって、社会が大きく変化した。それは、フジテレビの番組内での視聴者を斡旋するような芸能人の発言。また、上記で述べたような、「誹謗中傷」に対する有名人の発言である。
ただ、それらが全て正しいわけではない。ネットやSNSは、自分の評価や名誉のために、上部だけできれいなことを並べる人が多い。その逆が炎上商法であるように。
つまり、私がここで述べたいのは、常に両者の立場で考えることが大切であるということだ。誹謗中傷している人たちは、なぜそれをするのだろうか。自分の発言はその人たちの言動をさらにエスカレートさせていないだろうか。両者の立場で考えた上で、あなたの思いや考えを整理して欲しいと思う。