読書家しろくまのすゝめ

〜読書家しろくまが読んだ本の紹介・現代への想いなどなど〜

教育社会学  ~人間の発達と社会・社会化~

社会化とは

 個人がある特定の社会集団の生活様式を学習し、その正規の成員にしあげられる過程(プロセス)のこと。特徴としては、①人間の発達や成長を社会的なものとして捉えている。②ある社会の成員になるために様々な集団に属しながら文化を取得する過程。

 社会化概念に対する共通の視点として四つのことが挙げられる。①成員生の獲得である。②基本的に学習の獲得である。③他者との相互作用を通してパーソナリティを社会体系に結びつける過程である。④社会体系の維持・存続に関わる機能的要件である。

というものだ。

とらえ方

1.機能主義的アプローチ

  • 社会の維持存続に関わる社会の機能に焦点
  • 社会や集団などが持つ「働き(=機能)」に注目し、個人の中に社会が期待する価値や規範、行動様式が内面化されていく過程である
  • 個人に期待される役割の内面化を通して、社会の安定化と再生産に寄与する側面に焦点
  • 基本的に社会秩序の維持と安定化に寄与する側面を持つ

2.相互作用論的アプローチ

  • 社会化の過程を、他者との相互行為と解釈行為によって自己と社会との関係を調整していく連続的な過程として捉える
  • 「役割取得」を通じた自己形成と社会化
  • 「役割」は、細部まで成文化されたり規定されるわけでわない。行為の相手や状況によっても微妙に変化するため、「役割」は、現実には相互行為の場面の中で意味解釈を通じてさまざまに形成され変化していく
  • 社会化の過程は、他者との相互行為と解釈行為によって自己と社会の関係を調整していく連続的な過程
  • 他者の期待に照らして自己が形成されていく過程であると同時に、他者との関係の中で役割の内容や自己そのものが変容していく過程でもある

まとめ

 今日において、社会とは何か、社会化とは何かということを知ることは、役割意識や相互に作用しているといった観点から、自己を見直すことにつながる。そして、そう言った考えから、よりよい社会形成に近づくのではないだろうか。社会の一員として生きている以上、これからの社会を担う若者だけでなく、社会で活躍している人々にも知ってもらいたいと思う。